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妖怪ハンター ヒルコ [映画]

さて、オカルト学院が結構がっかりだったので、久しぶりに「妖怪ハンター ヒルコ」を通しで観ました。いやー、やっぱこの作品は、日本のホラー作品ではダントツでぶっちぎりでナンバーワンの大傑作だわ。


ヒルコ 妖怪ハンター [DVD]

ヒルコ 妖怪ハンター [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD


 
随分前の作品で、私はレンタルで観ました。大好きなジュリー(沢田研二)が主演してるので借りたのですが、これが予想以上に面白く、VHSだけでなくDVDも購入したほどです。

例によって、あらすじを説明するのはメンドイので、wikiか何かで調べてもらうとして、簡単に書くと、古事記にもある太古の妖怪ヒルコ復活と、それを阻止する考古学者、稗田礼二郎の物語で、原作は諸星大二郎の漫画です。

田舎が舞台で、広がる田園、夏休みで誰も居ない校舎と蝉の声、自転車とセーラー服等々、ノスタルジックな雰囲気満載で、何故か尾道三部作を思い浮かべました(尾道三部作観た事ないけど)。

のっけからヒロインがヒルコに襲われて、おぞましい姿(頭部だけで蜘蛛の足みたいなのが生えている)に変貌するのですが、次々と同級生やらが犠牲になります。もう、B級ホラー臭満載なのですが、カメラワークや構図が良くて、アイテムの妖怪探知機を使った演出も抜群に良いです。この辺りはエイリアンに通じる物がある。いや、それ以上かも。

話のテンポも良くて、一旦観始めると、一気にラストまで見入ってしまいます。古墳を見つけた後の石室の場所を謎解く時の解説なんか、大した事でもないのに、ジュリーの説明にワクワクしました。こういったケレン味のあるワクワク感を、前回書き連ねた「オカルト学院」に求めてたんだけどなぁ。

また沢田研二が良い演技してんだわ。ヘタレなのに頼もしい演技で、驚いた表情や絶叫が凄く良い。もう一人の主人公、工藤夕紀の弟も、負けじと叫んでるけど、こちらも凄く良いw

観終わった後、世間の評判はどんなんだったんだろ?とネットで検索してみましたが、概ね評判は良いようです。何か、今年の年末に上映会のイベントをやるそうです。いやー、良い作品は年月が経っても愛されてますね。

現在、DVDは廃盤になってるみたいで、入手は難しそうですが、機会があればレンタルでもいいんで観てみて下さい。お薦めの作品です。


のどかで懐かしい風景とホラー。美しい歌とおぞましい姿。これらのコントラストも魅力の一つ。



タグ:映画
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