ロッキー・ザ・ファイナル

先週から今週にかけて、うちの方でロッキーシリーズ6作品が一挙放映されました。

ロッキーは4までしか観てないので、取り敢えず録画しとくか位の気持ちでした。んで、「ロッキー5／最後のドラマ」を観たのですが、まぁー、面白くなかった。

「ロッキー1」を頂点として、回を重ねる毎に失速しているロッキーシリーズですが、5は想像以上に詰まらなかった。ラストのストリートバトルで、“ The Final Bell ”が流れても、全然、感動しませんでしたからね。

んで、先日、正真正銘、最後のロッキー作品、「ロッキー・ザ・ファイナル」を観たのですが、

マ ジ で 面 白 か っ た 。

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いや、これもしかしたら、「ロッキー1」に匹敵する程の出来じゃなかろうか？もちろん、1があってこその、「ロッキー・ザ・ファイナル」だと思いますし、比較出来ないと思いますが、本当に素晴らしかった。

とても、還暦を迎える年齢とは思えないほど、ビルドアップされた肉体のロッキー。ラストの試合も迫力満点で、試合終了と同時に流れる“ The Final Bell ”では鳥肌立ちましたよ。やっぱ、こうでなくては。

ドラマパートも良かったです。ロッキーの穏やかでやさしい口調のセリフが、実に心に染みます。父親と比較されるのを嫌う息子がロッキーに向かい、「父親が有名だと、自分が馬鹿にされる」「カムバックはやめてくれ」から始まる親子の会話シーンは涙ぐみました。私は、父と子の物語に弱いのですよ…。

本作品は、観る人の年齢によっても評価が分かれると思います。若い頃に観て、ロッキーに憧れた少年達が、ロッキーと共に歳を取り、人生に疲れた時にこの作品を観たら、1の時以上の勇気と感動を得られる事でしょう。そんな作品だと思います。

TV版だとカットされてるシーンもあると思いますので、DVDでも購入して、再度、観てみたいと思います。重ねて書き連ねますが、ロッキーシリーズ有終の美を飾るにふさわしい作品でした。

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